お子さんとの会話:言語スキルを発達させる方法
あなたの小さなお子さんは、たくさんの "初めて "を経験していることでしょう。初めての一歩、初めてのおともだち......もしかしたら、初めて言葉を発しているかもしれません。幼児期の言語能力を伸ばすにはどうしたらいいのでしょう?
この時期のお子さんは常に学んでいます。お子さんたちは小さな歩くスポンジのようなもので、(良くも悪くも)周りの世界から集められるものは何でも吸収します。すべての会話から、新しい言葉を学び、新しいつながりを作り、順番に話したり相手の話を聞いたりするような、会話の社会的ルールを学ぶ機会なのです。
下記にてより詳しくご説明していきます。
お子さんがおしゃべりをするようになるには?:基本編
1. ことばに囲まれる
絵本の読み聞かせ、歌の合唱、一緒に遊ぶなど、子どもたちの毎日を言葉で豊かにしてあげましょう。
2. 身近な物や人を識別する
幼児は何でも単語を知りたがり、指差したり、名前を尋ねたりします。それにしっかり答えることで、語彙力が増えていきます。
3. 一言の文章を詳しく説明する
例えば、子供がゴミ収集車を見て "トラック!"と叫んだとします。“そう、あれはゴミ収集車だよ。作業員さんがみんなのゴミを集めて運んでいるんだよ。" と答えてあげましょう。
4. 遊びの時間を説明する
一緒に遊んでいる間、その行動の実況中継をしてあげましょう。お子さんが、その中継の舵取りし始めたのなら、その物語がどんな方向に進んでいくのか、見守ってみましょう。
意外なヒント
私が家族と接する中で(そして自分の子供と接する中で)学んだ、言葉の発達に役立つ方法をいくつか紹介しましょう。
1. 遊ぶときは、携帯電話、タブレット、テレビの電源を切っておく
そうすることで、お子さんは会話や絵本の読み聞かせに集中できます。
2. 自由形式の質問ではなく、選択肢のある質問をする
例えば、"何が飲みたい?"と聞く代わりに、それぞれの容器を見せながら、"お水と牛乳、どっちが飲みたい?"と聞いてみましょう。こうすることで、お子さんたちは自分が何を望んでいるのかを明確に表現できるようになります。
3. お子さんとオープンなコミュニケーションを保つ
定期的に(どんなことでも)おしゃべりをすることで、話を聞いたり、順番を守ったりと、コミュニケーションスキルを育てるだけでなく、お子さんとの信頼関係を築き、必要なときにはいつでも相談できることを知らせることができます。
言語発達のタイムライン
お子さんたちはそれぞれ自分のペースで成長していきますが、一般的に、言語能力は以下のような流れで発達していくことが多いです。
- 11~18ヵ月
幼児期の最初の言葉は、"ママ "や "パパ"などの名詞、"ハーイ"や "バイバイ"などの挨拶、"おっと!”や、”あーあ…” などの感嘆詞のいずれかになるでしょう。 - 18~23ヵ月
身近なものに自分で名前を付けられるようになり、”ママの靴” のように、単語を組み合わせて簡単な2語文を作るようになります。 - 2歳
3~4語の文章で話すようになり、"それは何?"といった簡単な質問をするようになります。 - 3歳
この頃になると、語彙は200語ほど習得しており、日々増えていきます。より複雑な文章を使うようになり、"なぜ? "や "どうやって? "で始まる質問をするようになります。
上記はあくまでも一般的なタイムラインになりますが、お子さんのことを一番よく知っているのはあなたですから、何か心配なことがあれば、かかりつけの小児科医に相談してくださいね。
幼児発達の専門家である私でさえ、長男に話し始めに遅れの兆候が見られたとき、とても心配し、すぐに医者に相談しました。そうして本当によかったと思っています。今、息子は必要なサポートを受け、とても元気に過ごしています!
ご両親の皆さん
話し始めは、お子さんの個性がより発揮されるとても楽しいマイルストーンです。
お子さんたちは日々多くのことを学び、自分の好き嫌いを発見し、自分を表現する方法を見つけ出しています。彼らは、いつの間にか、自分の考えや気持ちを余すことなくあなたに伝えるようになり、さらには、「恐竜は朝食に何を食べるのか?」とか、「洋服を着ることがなぜそんなに重要なのか?」といった、その時々で、一番知りたい情報を問い合わせてくるでしょう!
エキサイティングで楽しいですが、ストレスもたまります。。お子さんのためにもご自身のためにも、助けを求めることを恐れないでください。
最後に、お子さんの成長に何か不安を感じたら、ご自分の直感を信じて医師に相談することを覚えておいてくださいね。
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お子さまは個性豊かに、それぞれのペースで日々成長しています。そう分かっていても子育てに不安を感じることも多いはず。
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