世界大手の玩具メーカー、米国マテル社の日本法人マテル・インターナショナル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:工藤幹夫)と国立大学法人 横浜国立大学(所在地:神奈川県横浜市、学長:長谷部勇一 以下横浜国立大学)は、マテル・インターナショナルのフィッシャープライスブランドより発売している、バイリンガル知育玩具を教材として活用した、乳幼児期におけるバイリンガル教育の共同研究を開始いたします。

今回フィッシャープライスと共同研究を進める横浜国立大学大学院 国際社会科学研究院 国際社会科学部門教授のMCAULAY Alexander(マッコーレー アレクサンダー)氏は、全国語学教育学会の雑誌「バイリングアル・ジャパン」共同編集者で「日本語・英語の実践的なバイリングアル育成」についての研究に関心が深い方です。

フィッシャープライスは、1930年に誕生し、2020年に90周年を迎えるマテル社のベビー・プリスクールおもちゃブランドです。ベビー・プリスクールおもちゃブランドとして、世界No.1の売り上げ、シェアを誇り、世界150か国以上で販売されています。お子さまに安心して遊んでいただけるよう安全性と耐久性を重要視し、世界で最も厳しい安全基準をクリアしています。年間3,500人以上のお子さまと2万人以上のママ会員、そして専門家とともに検討を重ねて商品を開発しています。今後も「世界No.1」の誇りを持ち、お子さまの発達をサポートし、ママやパパの育児を助けるおもちゃを届けてまいります。

【横浜国立大学大学院 国際社会科学研究院 国際社会科学部門教授 MCAULAY Alexander氏のコメント】
二か国語が話される家庭で育つ3歳以下の幼児は、2つの言語で親と遊んで会話を交流するため、記憶力と推論力の両面で優位に立つことが研究で明らかにされています。この遊びはバイリンガリズムの発達への第一歩です。幼い頃に2つの言語を聞くとそれぞれの言語の音を区別して発音することを身に付けられます。幼い子どもたちは、聞く言語を区別することが出来ます‐混同したりしません。日本で育つ子供が将来英語を上手に使えるようになるためには、英語に早い段階から触れる機会を持つことが重要です。英語又はバイリンガルのおもちゃを遊びで取り入れ、子供とコミュニケーションをとる日本の親は、子供の流暢な英語への第一歩を子供に与えています。今後フィッシャープライスのバイリンガル知育玩具を使って、乳幼児期からの早期バイリンガル知育教育について共同研究し、育児の中でバイリンガル教育にもなるような親子のコミュニケーション方法について研究し、玩具を使って家庭の中でも実施可能な内容や成果を発表していければと思います。

【横浜国立大学大学院 国際社会科学研究院 国際社会科学部門教授 MCAULAY Alexander氏プロフィール】
横浜国立大学大学院 国際社会科学研究院 国際社会科学部門 教授。ボーレンマス大学大学院博士課程修了、博士(メディア&コミュニケーション学)。専門は、英語学。全国語学教育学会の雑誌「バイリングアル・ジャパン」共同編集者。「日本語・英語の実践的なバイリングアル育成」についての研究に関心が深く、「日本語・英語バイリングアル育成」をテーマにした事例研究を発表している。主な著書に、『ネイティブの語感に迫る アクティブな英単語力』(2018)、『Based on a True Story: Negotiating Collaboration, Compromise and Authorship in the Script Development Process’ in Screenwriters and Screenwriting: Putting Practice into Context』(2014)などがある。