きかんしゃトーマスインタビュー

岡田哲也先生インタビュー

木育で子どもの心が豊かに!
専門家に聞く木製おもちゃの楽しみ方

岡田 哲也先生 東京おもちゃ美術館ディレクター、おもちゃコンサルタント NHK Eテレ『まいにちスクスク』/テレビ東京『シナぷしゅ』 出演

“非認知能力”が重要視される中で、木製おもちゃで遊ぶことは、「五感の刺激」や「想像力」、「主体性を伸ばす」と言われ、人気が高まっています。

木の温もりが紡ぐ思い出

木のおもちゃが愛される理由の一つとして、”木の温かみ”があります。湿度や温度によって、木に含まれる空気が変化することで、まるで呼吸をするかのように、木の状態も変わります。また、長年使っていると、色や形といった風合いが変化し、時間の経過だけでなく、おもちゃに関わった人とのつながりや思い出を感じられるはずです。

自ら関わることで育つ主体性、
そして五感を通して育つ運動能力

音や光、動きが少ない木のおもちゃは、子どもたち自身がどう遊ぶと楽しいかを自然に考えることになりますが、実はこの体験が子どもたちの主体性を育てることにつながります。ほどよく重さがあり、それなりの大きさがあるので、子どもたちが成長していく過程で、身の回りのものの大きさや重さ・距離感などを五感を通して認識するのに役立ち、実際にものを掴む・持つ・置く・動かすといった動作から身体的・運動的な感覚を養うことができます。

木製レールおもちゃの遊び方
自分で考えて、「できた!」を発見:レールの形や組み合わせにチャレンジしながら、自分の力でレールをつなげて「自分でできた!」という喜びを発見してほしい。
音をプラスして想像力を広げて!:木製レールおもちゃは自分で速さを調節するなど、自由度が高い。そこに電車が走る音や、日常で聞く音を口ずさんで想像力をプラス。
問いかけながら、楽しくストーリー作り:駅に電車が止まったら「誰が乗るの?」「次はどこに行くんだろう」と聞いてみて。親子の会話で具体的なストーリーを作ると面白い。
家族の思い出をプラスして:行ったことのある駅や乗ったことのある電車に見立て、「○○を見たね」「○○駅で降りて、バスに乗ったね」と思い出話も楽しみましょう。
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