バービーロールモデルインタビューサイト

02 ジャパンタイムズ執行役員・編集局長

夢を持つことと同じくらい大切なのは、好きなことを見つけること

大門 小百合 Sayuri Daimon
  • 学び続けた英語が
    自分の世界を広げた

    漠然とではありますが、初めて私が夢を持ったのは中学生のときです。英語の授業が楽しくて、「将来、英語を使う仕事に就けたらいいな」と思ったのが始まりです。あるとき、カナダの学生が私たちの中学校に来る機会があり、「この人たちと友達になって、いろいろな話がしたい」と強く感じたことも、英語に興味を持つ大きなきっかけでした。そこからは、英語の勉強がどんどん面白くなっていったのですが、もっと英語が話せるようになれば自分の世界を広げることができるという気持ちが高まり、やがて留学を考えるようになりました。

  • 好きなことを続ければ
    自分の大きな支えになる

    高校の途中でアメリカに留学したのですが、英語を活かしてどんな職業に就くか、通訳、翻訳者、教師といった具体的な夢までは描いていませんでした。それでも、英語への興味は尽きなかったし、面白かったのでずっと学び続けました。その結果として今の私があるので、具体的な夢がなくても、「これをやりたい」とか「こうなりたい」という自分の好きなことをずっと続けていけば、その成果は自分の将来や仕事の大きな支えになってくれるはずです。夢を持つことと同じくらい大切なのは、自分の好きなことを見つけて続けること。それがすごく大事だし、夢につながるのだと思います。

  • 具体的なイメージで
    子どもたちが夢を持つことを促す

    幼い頃の私は、世の中のいろいろな職業について知る機会も少なく、「何になりたい」という具体的な夢を持てませんでした。それは今の子どもたちも同じで、"You Can Be Anything(何にだってなれる)" と言われてもピンと来ないかもしれません。そんな子どもたちが、職業、人種など様々な個性を持ったバービーに触れることは「こんな仕事に就きたい」とか「こんな人になりたい」というように具体的な夢を促すことにつながるかもしれません。今の子供たちには、多様性を実感する様々な機会を作ってあげることも大切ですね。

  • 夢を見つけた子どもの
    チャンスの芽を摘まない

    今までの私の人生を振り返ると、やはり一人で生きてきたわけじゃないんです。背中を押してくれた両親、落ち込んでいる時に励ましてくれた友達、高校や留学先の先生。いろんな形で私の夢を支えてくれる人たちが近くにいて、その存在がすごく大きかった。
    今、母親という立場になってあらためて思うのは、夢を持っている子どもに対して、周りの大人たちは、チャンスの芽を摘んではいけないということ。子どもが「やりたい」「なりたい」ということを見つけたのなら、それにチャレンジさせて、伸ばしてあげることが大事です。好きなことを集中してやれることが、その子の将来につながっていくと思うんです。

  • 夢は思うことで実現するもの
    だから自分から諦めない

    夢は思うことで実現します。だから夢を持つことに欲張りでいいと思うんです。いろんな夢があるなら、まずやってみる。自分で夢を切り捨てたり、諦めたりしない。
    女の子ってどうしても、「これにはなれない」とか「どちらかに決めなくちゃいけない」と思ってしまうことがあるかもしれないけれど、選ばなくてもいい方法があるかもしれません。やりたいことがあるのなら、すぐに諦めないで、どうやったら叶えられるのか考えてみるべきです。
    そうやって自分で工夫しながら、出会いを大切にする。それは人との出会いだったりチャンスとの出会いだったり。夢に向かって進んでいれば、きっと、いろいろな出会いがあるはずです。その出会いを大切にして欲しいと思います。

PROFILE

  1. ジャパンタイムズ執行役員・編集局長 大門 小百合
  2. 東京生まれ。高校時代に2年間のアメリカ留学を経験し、上智大学比較文化学科入学後はニュージーランドのオークランド大学へ留学。1991年に上智大学を卒業後、株式会社ジャパンタイムズに入社し、報道部の記者として政治、経済、産業を担当する。2000年にハーバード大学のニーマン特別研究員として留学し、ジャーナリズムとアメリカ政治を研究。2004年に長女を出産。育児休業中の2005年、サウジアラビアのキングファイサル研究所で、研究員としてサウジアラビアの女性たちを研究する。2006年に報道部長に就任。2013年執行役員編集担当となり、同社で女性初の編集部門トップとなる。2018年から現職。

    2016年Forbes Japan主催「 Japan Women Award革新をもたらすリーダー賞」受賞。現在、テレビ朝日系列「サンデーLIVE!!」コメンテーター。

SHARE